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基調講演 1 日目速報レポート

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Adobe MAX 2013 の基調講演の速報レポートをお伝えします。初日の基調講演は、日本時間の 5 月 7 日午前 2 時半から行われました。

8:45 イベントメイン会場の待ち合わせ場所に到着しました。15 分前には Nokia Theater に移動します。

9:22  キーノートの会場内に到着です。会場の大きな壁から天井まで使って、様々なアーティストの作品が QR コード付きで紹介されています。これらの作品は Behance に公開されている作品の中から選ばれたもののようです。

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9:33 客席はほぼ満席になってきました。が、開始予定時間はそろそろ過ぎているはず。

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9:40 音楽が一段と大きくなりました。そろそろ基調講演の開始の雰囲気です。

9:43 CEO の Shantanu が登場して、初日の基調講演が開始されました。

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Adobe のこれまでの歩みを振り返って、グラフィックデザインの製品を出した頃のこと、Creative Suite を発表した頃のこと、そして前回の MAX で Creative Cloud を発表したことなどの話が続きます。

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9:46 Creative Cloud は、まだ始まったばかりで、まだまだごく初期の段階の姿しか見せていない。これから色々な機能が追加されることで形を変えていく、それに関する色んな話がこの数日のイベントで情報共有される予定であると、イベントのテーマが Creative Cloud であることが告げられました。

9:50 Creative Cloud の責任者として SVP & GM の David Wadhwani が紹介されました。これから David により具体的な機能が紹介されるようです。クリエイティブなマインドを持つ人にとって、前回までのどの MAX よりも重要な意味を持つ MAX になるだろうという予告と共に、David の話が始まります。

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9:53 とてもたくさんの量のデータが毎日のように作り出されていること、それがソーシャルネットワークで共有されていること、一方で、データを作る人のためのツールやデバイスがまだ限られていることが問題であると認識しているようです。

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9:57 そこで、Creative Cloud は、制作物の、制作、共有、公開、告知、というサイクル全体をサポートするものとして進化するとのことです。

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9:59 次のクリエイティブ製品は、CS ではなく CC というブランディングになることが発表されました。

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10:02 まずは Photoshop CC の紹介に Terry が登場です。新しい Photoshop CC では CameraRaw をフィルターとして使えるようです。水平や垂直を簡単に出すことができるデモが行われました。少し斜め正面から撮影した写真も、正面から撮影したようにアイコンをクリックすれば修正できます。

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10:04 その他のフィルターの例として、明るさを調整するフィルターがデモされました。何が写っているのかほとんど分からないような暗い画像が、照明をあてて撮影したかのように変わります。画像内に領域を複数指定することもできるようです。

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10:06 次にブレ修正機能が紹介されました。全体的に同じ処理をするのではなく、それぞれの箇所のブレ具合を判別してから修正が行われるという高度な修正機能のようです。

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10:10 つついて Illustrator CC の新機能紹介です。画像を使ったブラシ描画が簡単にできるようになっています。

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10:12 新機能のタッチタイプは、テキスト内の文字を個々に操作できる機能です。タッチ対応の OS 上では直接タッチして操作もできるとのこと。

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10:13 ここからはビデオ製品の紹介です。プレゼンターとして Jason が登場しました。

10:15 After Effects CC では 3D 機能が強化されています。映像内の地面とオブジェクトの表面を指定して Cinema4D から 3D モデルを簡単に映像にインポートして統合できます。

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10:18 After Effects CC では Photoshop の技術を取り込んで、背景の抜き出しがずっと正確にできるようになっています。髪の毛などの細かい対象を抜き出す機能も向上しています。

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10:24 3 番目のトピックは Web です。Edge ツール & サービスが紹介されるようです。プレゼンターとして登場したのは Jeff です。

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10:27 最初は Photoshop CC の Web 関連の機能が紹介されています。Web アセット作成用の機能が追加されています。通常の画像に加えて、Reflow 用のプロジェクトを生成することもできます。Photoshop でビジュアルモックアップを制作して、それを Reflow でレスポンシブデザインに作り替える、というワークフローが想定されているようです。

10:31 Photoshop CC から書き出されたプロジェクトを Reflow で開くと、すでに基本的なレイアウトが完了した状態で開かれる様子が紹介されました。

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10:33 Reflow からは、出来上がった CSS を表示して、それをコピーして開発者が使うことが可能です。

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10:35 次は Reflow と Inspect の連携のデモです。Reflow からは Inspect を使ったデバイス上での表示確認が簡単にできます。

10:37 Edge ツールの 3 つ目は Animate です。モーションパスが追加されたことが紹介されています。

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10:39 Brackets については、たくさんのコミュニティーからの貢献があったという話があり、そのアドビバージョンである Edge Code の紹介が行われました。インラインに表示されるツールにより、複数ウインドウを使用しない Brackets 独特の操作性が実現されています。

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10:40 Edge Code と Edge Inspect を使ったデバッグのワークフローがデモされました。Reflow から Inspect 経由で問題のある表示のスクリーンショットを取れば問題を開発者に伝えることも簡単です。

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10:42 何か新しい技術を紹介します、という言葉とともに、昨年末にアドビに統合された Behance から Scott が登場しました。

10:45 Scott から紹介されたのは、全く新しいツールである Creative Cloud  Desktop App です。

10:47 CC Desktop App は Creative Cloud からアプリのインストールができます。従来の Application Manager を置き換えるものでもありそうです。Creative Cloud からは、過去のバージョンを選択してインストールすることもできるようになっています。

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10:49 各ツールの設定を Creative Cloud 経由で共有することができます。これにより、新しく購入した PC でも従来のワークスペースを再現するといった使い方が可能になるようです。

10:51  そして、Kuler が Creative Cloud 用に全く新しくデザインされたことが紹介されています。更に iPhone 用の Kuler アプリも公開されるようです。アプリではカメラの画像から色を拾うことが簡単にできます。

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10:53 iPhone アプリで作成した Kuler のカラーパレットは Creative Cloud 経由でデスクトップ上で実行されているツールの Kuler パレットと同期されます。デバイスを使うことを前提とすると、クラウドサービスはかなり便利そうだという印象です。

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10:55 CC Desktop App では TypeKit 機能へのアクセスも統合されます。Illustrator から TypeKit のフォントを利用することも可能になるようです。

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10:58 Creative Cloud に同期されたファイルは過去のバージョンが保存されるため、プレビューを見ながら任意のバージョンにもどすことができます。クラウド内のアセットを他のメンバーとと共有する機能もついています。共有されるアセットは単純な画像ではなく、レイヤー構造を持つオブジェクトとして扱えるものです。

11:02 共有されたファイルがあると、CC Desktop App に通知されます。CC Desktop  App では、アプリ更新だけでなく、様々な通知を受け取る場所としてもデザインされているようです。

11:05 改めて Behance に関する説明が始まりました。Creative Cloud にあるファイルをそのまま Behance の公開ポートフォリオに追加できるようです。Behance に公開したプロジェクト更新が行われると、フォローしている人に通知が行われるようになっています。このような更新、更に Behance プロジェクトに対するコメントなども、CC Desctop App では通知として受け取ることができるようです。

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11:10 基調講演も終わりに近づいたようです。全体を総括するために David が再び登場しました。これまでに紹介した新機能は、100以上ある新機能の本の一部だとのことです。June 17 が新製品の出荷日になるようです。各種ツールの API を公開することも宣言されました。

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11:14 重要な発表です。今後全ての製品は Creative Cloud を通じての提供となるようです。引き続き CS6 製品は店頭に並ぶようです。(日本でも同様のポリシーになるとのことです)

11:16 Project Mighty という新しいプロジェクトの紹介が始まりました。何と、アドビがハードウェアをデザインしているようです。

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11:18 Michael が登場して Mighty のデモを始めました。iPad 上で動作するアプリと組み合わせて使用するようです。

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11:19 Mighty からツールを呼び出すボタンがあるそうです。表示されるツールはカスタマイズできるとのこと。Kuler のパレットを表示したり、アセットのリストを表示したりする様子が紹介されました。クラウドと連携しているため、デバイス間での作業成果の共有も簡単です。

11:22 もう 1 つの新しいデバイスとして Project Napolean が紹介されました。Napoleon は電子定規で、タブレットの上に置いて、線や円を書く作業を容易にします。ラフスケッチを後からなぞってきれいにするという使い方もできるようです。アドビでは、タブレットを紙のように、あるいは紙以上に使うことを真剣に考えているようです。

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11: 24 また別の新しい取り組みがあるということで最後のデモです。これは電子出版に関連する話のようです。 Wired の Claudia が登場して Project Context の説明を始めました。

11:28 Project Context は黒板サイズのタッチパネルを使って、コンテンツのレイアウトを整理する装置のようです。机も上の面がほぼ全てタッチパネルになっていてコンテンツアセットが表示でき、アセットに対して手書きやキーボードでコメントを書き込むと、壁の大きなのパネルに表示されるコンテンツにもそれが直ちに反映されます。出版以外にも教育目的などで役に立ちそうなプロジェクトな感じです。

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11:33 以上を持って、基調講演もそろそろ終わりのようです。今回は初日の基調講演に発表が偏ったためか、かなり幅が広く、また項目の多い講演となりました。

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